北京文物出版社発行 故宮博物院編 
新華書店発売 日本・中華書店経由で入手
           古爾文編  7200円(本体価格)
残数僅少

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一部ご紹介
 
20世紀も末に近い1990年過ぎ、書道業界では過去に例を見ない「紅星牌」商標権にかかる「争い」が起こりました。
俗に「本画仙」と呼ばれる「安徽省県宣紙」。これを漉く多くの宣紙廠の中で特に高名な宣紙廠の紙は「紅星牌」と呼ばれ、今も紅星牌は宣紙トップブランドの位置にあります。
紅星牌たる呼称の元となるのはこの紙の押印「l」であり、「l」の押印がある宣紙だから紅星牌と呼ばれたのであり、商標権争いの結果として「紅星牌」の文字印が押印される以前には「紅星牌」との押印はなかったのです。「濃紅い(あかい)l印」が押印されている紙だから「紅星牌」と、自然発生的に呼ばれていたのです。
1990年過ぎ、日本で同紙を扱う業界の一社に勤めていた華僑の一人が、日本で「l」印を商標登録しました。
これにより「l」マークはその登録者の権利となり、「l」押印の本来「紅星牌」宣紙は全て日本での販売はおろか通関さえ出来なくなったのです。
暫くの後、「l」印が消えた本来の紅星牌たる宣紙に「紅星牌」の文字が押印され、直ちに日本へ輸入されました。
「紅星牌」との、文字登録の「紅星牌」誕生です。
上海工芸の独占権利「紅星牌輸出権」は、この時代ようやく実生産地の輸出公司「安徽省工芸品公司」に移っていました。
日本でl印を商標登録した華僑との商標権交渉が思うように進まない安徽省工芸品公司は、 紅星牌宣紙の「正しい生産者製品の輸出者」は「安徽省工芸公司」のみであり日本で「l」を押印し発売される 「l紅星牌」は中国伝承の本来紅星牌ではない、ことを宣伝しました。※ 中国規則では安徽省工芸品公司説明の、 「輸出者」は「安徽省工芸公司」のみとの説明通りになるべきなのですが、かつて紅星牌宣紙廠の製造から検品の全てを管理・監督し品質・ 安定度等々を一気に引き上げ、そして中国唯一の対外輸出契約の場であった広州交易会での宣伝と販売術で日本の人気を定着させるとともに、 巧みな契約・販売量操作で希少性と高品質との印象を定着させた上海工芸も、少量乍らこの時期も輸出を続けていました。
時間経過とともに「紅星牌宣紙」本紙の押印は「紅星牌」との文字押印の宣紙と認識され、また「l印」押印の本来紅星牌ではない紅星牌は、商標登録した華僑の利益第一主義により、県宣紙ではあるが低価格で入手出来る、生産効率第一の製紙の結果として「紙質の固い」、紅星牌らしからぬ宣紙提供により自然消滅しました。
多少の紆余曲折はあった、としても、大筋では以上の流れで、「紅星牌」各宣紙種ともに本来の紅星牌に戻ったのですが、紅星牌品質を守ろうとした当時の安徽省工芸品公司の責任者を含む主力は、政治的な力も含めた公司内勢力争いに破れ追放され、その後釜に就いた新経営陣の経営姿勢により、紅星牌の各紙種ともに「紙質が固くなった」を代表例とする品質低下をもたらし、日本の人気も低下を続けています。
商標権争い時の経営陣は「宣紙の本来品質」を大事にし伝統の宣紙製紙法を守る経営を貫いていました。
そして彼らと弊社は、当時の対中国貿易が許された唯一の商社形態「友好商社」の努力が加わり、かなりの親交を持っていました。これらにより「紅星牌商標権問題」勃発時の安徽省工芸品公司は、問題の華僑対策を含め「本来の紅星牌ではない紅星牌」を扱う日本販路、販店への注意喚起書類から警告書送付にかかるほぼ全てを弊社に委託していました。
前述の「紅星牌宣紙廠経営陣総入れ替え」の直後、商標権争議に関係した新経営陣の一人が日本に派遣され、弊社にも、中国語堪能な日本人通訳とともに来社しました。この新経営陣の一人が紅星牌商標権に関する警告的な話を始めたので、安徽省工芸品公司は何の引き継ぎもないままに経営陣に替わったのだ、と、商標権騒動の経緯の一をも知らない話しのはじまりでは相手にしても・・・、と彼の話を遮ろうとするその直前、帯同通訳は「旧経営陣とみなせの関係や商標権争いに絡む対応」の経緯を説明をするとともに、日本の他の専門店や輸入者に対し抗議・警告しに来たのが今回の訪日の主目的で、それと同じと思い込んでいたようです。との説明をしました。
それに続いて、「古爾条編」「古爾文編」の書物と「中華書店代表者」との名刺を差し出しましたので、中国を代表する出版関連社「中華書店」の代表者が日本人ですか?」とを聞きました。中国の中華書店関連本も取り扱う雑品の輸入・販売社を経営するが、中国中華書店との経営上のつながり等はない。との返答でしたので弊社にて「日本」を加え「日本・中華書店」としました。中国の発売元は新華書店です。
以上が、弊社「古爾条編」「古爾文編」の入手時環境です。
入手後1/4世紀ほどを経過しますので残数僅少です。完売時はご容赦下さい。


〒650-0022神戸市中央区元町通5丁目8番1号  FAX 078(341)2546
    地図 定休日 水曜日


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