端渓 などの硯で言う 山傷 ヤマキズ?
石嶺 セキレイ? 、  鉄線 テッセン」
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硯の山傷(ヤマキズ)

硯の素材は、ごく一部を除いて全て天然「岩石」であり、その多くは粘板岩や層をなした頁岩(けつがん)でありスレートに類するものです。

岩石である「硯」の表面にあらわれる、或いは硯を貫通した、あるいは断続しながらも連続する、その硯の他の箇所とは異なる石質や微少空洞などを「山傷(ヤマキズ)」「石嶺(セキレイ)」と表現することがあります。

一般商品では瑕疵あるキズとされるようなものも、こと硯に関しては、天然素材であることに加えて、
硯としての基本性質が特に優れている「端渓各坑」にはある程度の割合でこれらがみられることなどから、
硯に現れるこれらの「異質部分」は、「キズ」ではあるが「“瑕疵あるキズ”とは見なさない」とされ伝統的に「山傷=ヤマキズ」と呼ばれてきました。

硯材として基本的に最重要な石の性質⇒石密度などをみる見方ではない、石紋の現れ方を硯の値打ちとする見方ではこれら山傷の現れ方により「虫」などと名付けられ端渓鑑賞の有効な要因の一つに数えられるものもあります。

≪石嶺≫は、硯の中を貫通、あるいは断続しながらも連続しているその硯の他の箇所とは異なる石質のうちヤヤ硬く、
作硯しても周辺との硬度の差によりなだらかな「起伏」、例えて言えば山脈のように感じられる、その部分を指します。
磨墨への影響はほとんどありませんが瑕疵あるキズとは見なされない「山傷」とは異なり石嶺を持つ硯は「軽度の瑕疵」と捉えられます。

「石嶺セキレイ」よりも硬度が高くあたかも金属が混入しているように感じられる部分が硯面に在る場合は、その部分を「鉄線テッセン」と呼び、鉄線を持つ硯は「明らかな瑕疵」の対象となります。

                                                   山口j一(山口そう一)
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端渓各坑の石質分析=広東省地砿局提供 広東省肇慶市 端硯 地質調査報告