端渓「老坑、坑仔巌光」雑型(=什型、自然型)参考画像
 
 
 2020/05/23 臨時掲載 坑仔巖坑 6吋 参考画像 三面

   基本石質としてホボ同等、現品をみるとき、
   @:AB比で石密度高くみえる様子をしていますが、これは砥石仕上げ(このレベルの仕上げでは粘度使用)
      の丁寧さによる硯面の滑らかさに依るものです。画像三硯の基本的な石質差は微少です。
      また、@は線状の青花が横に並び、その間に位置する翡翠紋が特徴的です。 
  A:坑仔巖坑として落ち着きある本格の色調を持ち、門字硯刻の基本の如き整った作硯の様です。
  B:鶴寿飛来硯とでも名付ければ頒価が上がる。古典硯刻に倣った刻が施されています。  
    定価設定を為し一定の卸率で納品される中間卸業様、そして専門店様が特に興味を持たれる販路の
    広い硯様です。
 ★ 三面のうち「A」をご注文いただき、お送りした方から 「裏面に傷がある」との苦情を承りましたのでご返送 
  いただきました。                                                         
返送された硯と、同封いただいたご説明書を読むと同時に現品を早速調べて見ました。          
 「硯裏面の外形を記された画」に「細いヒビ」と記入され、その箇所から「矢印」を 書かれ、矢印の先に「細い 
  ヒビ」 と、この方がみられた『硯の状況』を書き入れられています。                         
  直ぐに硯を肉眼で見てみましたがよく判りません。                                     
硯面を手で撫ぜ硯面状態を診てみましたところ『毛髪よりヤヤ太い かな、と捉えられる程度に線状の窪み
が感じられます。                                                         
  この箇所を含め硯面表裏とも、3倍の拡大鏡で診ましたがこの倍率ではハッキリと しません。         
  宝石商が使う拡大鏡を入手していましたので、その中では倍率が比較的小さい10倍で診でみましたら「確
  かに細く浅いく ぼみ」が あります。「石嶺」です。                                      .
  『端渓硯』でよくみられる、硯材の他の部分と異なる箇所の一部は「石嶺 セキレイ」 「鉄線 テッセン」』など  
  と呼ばれ、「山傷 ヤマキズ」と呼ばれます。                                           ..
  「山傷 ヤマキズ」に関しま しては以下 URL「hhttp://www.minase.co.jp/syouhin/suzuri/yamakizu.htm 」で  .
    端渓 などの硯で言う 「山傷 ヤマキズ?」「石嶺 セキレイ?、鉄線 テッセン)」などをご案内しています。    .
ご注文までに是非ご確認下さることを希望します。

みなせHPトップへ   端渓トップヘ    硯トップヘ
     中国硯の寸法へ
    

木箱・硯石ともに彫刻は手作業が主&自然の産品です。
端渓硯の許容範囲下での微少な色・形の差などはご容赦下さい。

戻る

↑上へ商品紹介トップへ問い合わせ |