加工紙とは? みなせトップへ
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加工紙: 
ここでの「加工紙」は、書道や水墨・南画など墨を基調とするオリエンタルアートの世界で言う、漉いた紙に何らかの手を加えた紙、墨アートの世界で用いられる加工紙に関するご案内です。

 書画用に作られた紙で、漉き上げたままで、漉き工程以外には何ら手を加えずに漉く紙(紙料を溶いた紙漉舟に「顔料や染料、砂子など」「滲み止めの材料」等々を混入させず漉く紙)を「生紙」「素紙」などと呼びます。

 書画を書くための大型の紙を「画仙紙」と呼び、漉いた画仙紙に何ら手を加えない、或いは製紙工程で「にじみ止め素材の添加」「紙面抵抗感を変える素材」「紙の色合いを調整する顔料や染料の類い」「金、銀などの細片や野毛」などを調合せず漉く紙を「生紙」「素紙」などと言い、漉き舟に「本来の紙料」以外の膠や胡粉、着色剤、砂子粉等々を混入するなど何らかの手を加え漉くものを「(漉込み)加工紙 」となどと呼びます(中国では熟紙 )。
製紙時、紙料に色合いや抵抗感、滲みの程度などを調整する素材を混入せず漉いた紙に手を加える本格的な加工紙と一線を引くためです。

数ある加工手段の中で、ドーサ(土砂)引きなど「滲み止め」の加工を施したした紙、イコール「加工紙」だと思われている方も多いのですが加工紙とはこの滲み止めだけを指すのではありません。
にじみに関しては手を加えずに
@ 色だけをつけたもの、
A 色もつけず紙面にローラーかけなどにて紙面の抵抗を少なくしたもの、
B Aとは逆に紙面に抵抗感(布目・絹目など)を加えたもの、
C 木版やシルクスクリーンなどで型打ちを施したもの、
D 金や銀の大小の砂子や切箔を振ったもの、
E 様々な色で染分けたもの、
F その色に濃淡をつけてぼかし色にしたもの、
G ボカシ方を縦や横に限定して染めたもの、
H 具引を施したもの、
I これらを適時組み合わせたもの
等々、加工の手法と使用材料の組み合わせが無数の加工紙を生みます。
(みなせ扱いの加工紙の一部へ)

同じ加工を施すにも加工手法は色々あります。
素紙に加工の目的に応じ必要なものを「刷毛で塗る」というのが一般的な基礎加工です。
この刷毛塗りの代わりに「漬け込み加工(加工に必要な材料を溶かし込んだ液に素紙を浸していく方法)」や、「噴霧器」で必要素材を吹き付ける方法もあります。

加工紙の詳細について、一気に全容を説明するのは困難、また各加工所、加工者様が門外不出とされる加工方法の公表にも繋がりかねませんのでこれには触れない程度の内容で、必要と思える事項を気づく都度追加していきます。気長に宜しくお願いします。
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