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半紙・画仙紙 「紙質」の巾について      
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 「半紙、画仙紙」を問わず、また「手漉、機械漉」を問わず「書」で使用する「紙」には必ず存在する「紙質」の巾。
 同じ紙質に漉く努力を続けるにもかかわらず避けることが出来ない製紙時毎の紙質差。
 更に、同一製紙時の製にも必ず存在する「紙質」の差。
 この紙質差の巾が「極々僅か」な場合も含め「書で使用する紙」の「紙質差」は常に生じます。
 これは、手漉として避けられない漉き手のとても微妙ながらも刻々と変化する作業運動力にも原因の一端はありますが、この漉き人(紙漉き職人)の運動量の差で生じる紙質差は極々僅かなものなのです。
 製紙時、可能な限り「均一な紙」に仕上がるようにと、紙料を均等に浮遊させるべく「漉舟(漉水槽)」に満たされた水に混入する「ノリ」と呼ばれる「粘材」の、安定した作用を維持することがいたって困難であること。これが主たる原因で紙質に差が生じます。
 少しの時間差、そして少しの温度差で「粘材(のり:和紙と呼ばれる日本の手漉紙産地で主として用いられる粘材“のり”は“黄蜀葵=トロロアオイ”)を主とします)」の「利き」に差が生じ、熟練の手業で均一に漉いたのにも関わらず「不可避な紙料密度」「厚みの差」等々の紙質差が生じます。
 例え「同じ厚さ」に漉くことができた、としても「トロロアオイの利き様」で「紙料密度」には差が生じ、「同じ厚み」の紙でも「重量」が異なってしまうのです。
 厚みが、ある程度の範囲下で「安定している」、と言える「紙種」、例えば「紅星牌棉料単宣」、俗に言う「本画仙」の代表紙は、漉き手がすぐれている、製紙技術が安定しているから「厚みが揃っている」、のではなく、「漉きあげた紙」の中から「同紙として許容される範囲下に漉き上がった紙」を選別し、選別した結果が「紅星牌棉料単宣」として出荷されているから一定の範囲内の厚薄差にあるのです。








以上簡単ですが・・・・山口j一(山口そう一)
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