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半紙・画仙紙　純手漉 ／ 準手漉（流動手漉） ？？？ 紙の頁 ﾄｯﾌﾟへ　　　　　　　　　みなせﾄｯﾌﾟへ
★漉こうとする紙の紙質に対応した≪紙料≫と≪水≫、この≪紙料≫を紙漉きに適した状態に拡散せる ≪ノリ≫ 』 の混合液を容器＝≪漉き舟≫に満たし、「簀桁（すげた＝漉く紙のサイズに適応する木枠の底に簀の子を敷いた紙漉き道具）」を漉き舟に差し込み適量の溶液をすくい取る。 　　　　　　　　（「ノリ」と呼ばれる素材は、日本では「黄蜀葵(トロロアオイ)を用いる例が多）
漉き手の手になる簀桁（すげた）を中空で縦横に揺することにより紙料を均一に、且つ複雑に絡めさせる。
簀の子上の紙料を万遍なく分散させ絡めさせた後、簀の子から剥がし一定の水抜き作業の後乾燥工程に移る。乾燥後、検査を経て紙（手漉紙）は完成する。 漉く紙の種類にもよるが、掬い取った紙料と溶液を乗せた簀桁はかなり重くなるので漉き手の多くは簀桁の一方に、時には複数箇所に上部から簀桁の重量を支える吊り装置を補助具として設置することが多い。 この簀桁を前後左右、縦横に揺すり簀桁に掬い上げた紙料を一枚の紙として安定した状態に整える。
前項と紙料を溶く溶液造りまでの工程は同じだが、 製紙工程の中で一番重要な実際の紙漉き工程 ⇒ 紙素材=紙料を乗せた簀桁を中空にて、漉き手の裁量で揺すり紙料繊維を絡ませる、の「純手漉」工法を簡略化した、漉き台上に簀桁を前後にのみ揺することが出来るレールを設置し簀桁をこれに乗せる。或いは、前後にのみ揺することが出来る補助装置に簀桁を接続し、左右に簀桁を揺することが出来ない構造なので前後のみに簀桁を揺すり紙料を平均化させる。この簀桁に入れる一定量の紙料溶液が「半機械的」に注入される｡
レール上の簀桁を前後に定数回揺する単純製紙作業で、紙料は主として簀桁の前後方向に揺すられ、紙料は簀桁を揺らす一定の方向を主に絡む。
前述の純手漉は､その製法から自ずから製紙可能な紙サイズは限定されるが簡易手漉き方式では紙サイズは簀桁を作りさえすれば製紙技術に関係なくその簀桁の大きさの製紙が、かなり自由に出来る。
流動式、或いは環流式手漉紙は前述の漉き工程で製紙される。つまりは簡易手漉きである。
一部地域の製紙環境ではこの簡易手漉きをも「手漉き」となし流通させる例がある。
｢手漉き｣と｢流動手漉き」､この紙料の絡みの差が「撥墨差」への大きな大きな原因の一つになる｡
以上、「手漉き」と「流動手漉き」の製紙方法の差、つまりは根本的な製紙方法の差により生じる「基本的紙質」の差をご案内します。
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	以上簡単ですが・・・・山口�j一（山口そう一）

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