「端渓のまことを伝えたい」脱稿後の端渓追加情報
  硯の頁トップ みなせH.P.トップ
◎ 有限会社みなせ筆本舗 ( このホームページの内容を無断で使用・転載することを禁じます )

「 端渓のまことを伝えたい 」 の本文へは  「序 文」 をクリックしてください。

端渓 新資料の流れ 〜  03年U 
    1999年 2000年 2001年 2003年 03年 U 2005年
2006年 2007年 2008年 「 端渓のまことを伝えたい 」のトップへ

 2003年年2月8日、宋坑・麻子坑などから坑仔巖や老坑に買い換えられる書家の需要に応えるため、特に値下がりの目立つ坑仔巖の逸品ものを中心に、最高品質との誉れ高い老坑などを含め新たな契約しました。

1990年前、社会主義市場経済導入による正しく価格破壊であった端渓の値下がり以来、少しずつ上昇気味だった端渓各坑の価格は、2000年頃からの需要減に加えて、採掘過剰がもたらした在庫増加により再び価格が下がる気配を見せていたのです。


日本の書道人口の減少、特に新加入者の減少が影響して、肇慶の日本向け高級端渓の輸出を主業務としていた硯工場は景気が極端に悪く、今まで、端渓の諸事情について、他の多くの硯工場がよくやるような売らんが為の、事実とは微妙に違う、しかし嘘とも言えない程度のことも決して言わなかった硯工場が「坑仔巖坑などが閉鎖されて丸々二年が経過し在庫が少なくなってきている。もう値が上がりかけていますよ」とFAXしてきたのです。
現地の実情は、閉鎖に至るここ何年か前からの過剰採掘が原因の過剰在庫が解消する気配がまだ見えないから採掘を再開しない、つまり原石在庫はまだまだ過剰である、それにも拘わらず、値上がりをちらつかせて契約を有利にしようとしている、又は早期の契約を狙っているのです。
事情はよく判っていますから、全く値上げ話に反応せず、以前からの下がった価格を逆提示しましたところ、僅か2日後に、弊社提示価格通りのサインした契約書を送ってきました。

今回の契約は、ここ十数年の契約量と比べると、多かった時の契約より二桁、少なかった時と比較しても一桁少ない契約量ですが、書家がご使用になる時、実用的な意味でよく揃っている高級硯ばかりなので入荷が楽しみです。大体3月下旬頃入荷する予定です。

→→→→→→→☆☆☆ ☆ミ ☆ミ です。   3月27日に入荷しました。

\(^-^)/バンザーイ、/( )\モヒトツ、\(^o^)/バンザーイ     です。
文句のつけようのない佳石ばかり入荷したのです。

30年に渡る端渓硯の輸入、その契約に当たっては必ず現地まで足を運んで検品していたのですが
今回は、特にどうという理由もなく、ただ何となくと言う理由で、・・・・・いや、実際は、永年つきあって来て、内情のよく判っている工場とのいつもの契約ですし、先方も「みなせ」の性格、そして契約する石質の好みもよく知っています。
更に、みなせが契約する硯の状態はどうあるべきか、よく理解してくれています。検品を完全に任しても大丈夫かどうかを見極めたいとの思いもあり、30年に渡る端渓硯の契約で初めて工場が送ってきた写真と信頼を元に契約したのです。

写真に硯の寸法と特徴を専門的な表現で簡潔に書き足してくれました。
それを頼りに、多少の不安がなかったとは言いませんが、とにかく硯工場の説明文と写真を全面的に信頼する形で契約したのです。
大成功!!

いずれの「逸品坑仔巌」も契約価格・品質両面とも文句なしでした(今回の契約の大部分は、坑仔巌の逸品もの、それもやや大型=8〜12吋前後=を中心に契約していました)。

更に、更に、幸運だったと言うべきは (^。^) 、
例年のように2〜3月に広東、そして肇慶へ出かけていれば「SARS」のまっただ中に・・・・と言う恐ろしい状況になるところでした ヘ(;゚゚)ノ。
私にとって、この30年間でただ一度、この時期、そこにいなかったのです。
偶然とは言え・・・幸運幸運幸運、です。
しかし、この病気の対処方法が判るまで、そして、治療法が確立するまで「老坑や坑仔巌坑の故郷、端渓の街、肇慶」へご案内することが出来なくなりました。

楽天的に言えば、今は老坑も坑仔巌も在庫調整のため閉鎖している。その過剰在庫が適正な量に至り、採掘を再開する頃までに治療方法が完成すればOK!!!OK!!!です。

(いやいや、一刻も早い医学界の展開を期待しています。少しでも早く、少しでも早く、既に感染してしまった人たちに希望をもたらしてください。お願いします。)

☆☆☆☆ 2003年5月23日 WHOが広東省&香港の渡航延期勧告を解除しました ☆☆☆☆
 
 日本の主力輸入商社からの新たな契約が減っていることが主原因と思えますが、同年8月に入ると次々と肇慶の硯工場が逸品ものの写真を送ってきたり、そろそろ契約に来ないかなどのお誘いの電話やファックスが入る回数が増えてきました。

確かに端渓の、それも初学者によく売れていた「宋坑」などの動きが鈍っています。新たに書を学ぼうという人たちが減っているのでしょう。
この動きとは別に、今まで使用していた硯を更に高品質な「坑仔巌」「老坑」などに買い換えられる、又は買い増しされる書家の数は増えているようです。

弊社の端渓各坑の在庫はまだまだ沢山あるのですが、以上の点を踏まえ、03年9月1日、逸品など中心に新たな契約の申し出をしました。
前回以上の期待感です。 結果をお楽しみに!!。

10月11日、
9月1日からの今回の交渉の流れの中、これまでに坑仔巌の逸品ものと坑仔巌規格もの、麻子坑などの補充の契約を済ませ、彫刻など輸入のための最後の仕上げ段階に入っていました。

老坑については今回は全く触れてこないので、既に入荷し販売している老坑の契約価格が老坑としての最低限度価格かなと思っていた今日「老坑の価格連絡を忘れていた」とのFAXが入りました。
老坑ですから、当然のことながら逸品ものばかりなのですが「老坑として品質検査を通過した中での裾ものの価格を連絡しますとの口実で、老坑の過剰在庫処理と思える価格を連絡してきました。

まだ為替決済を済ましていませんので幾らの卸価格になるか決定ではありませんが、もし1US$が112円で決済できたと仮定しますと
「老坑天然型6吋前後の大きさで参考定価13000〜15000円ぐらいの定価設定になります。
折り返し品質などを電話で確認し(長い付き合いで互いに信頼関係にある硯工場との契約ならではの確認手段です)5,6,8吋を基準とした大きさの老坑を追加契約しました。

電話の話では、老坑の品質検査に合格した石だが、検査に通った老坑の中では石の密度が少し不足(不足と言っても老坑としては・・・・と言うことで、坑仔巌と比較しても坑仔巌特別逸品ものに相当する)とのことです。
老坑坑底から運び上げた老坑原石。
老坑入り口の鉄扉前での検査。     

12月2日
坑仔巌逸品もの&老坑とも上品な実用硯彫りを指示していましたが、それぞれの芸術ジャンルでの大家であり中国有名書法家でもある芸術大家の手による「題字を装飾の一部として彫刻したとの連絡が入りました。
下記の大老師の題字とのことです。
 啓 功  :
字 玄白、満族人、中国政協常委、中央文史研究館館長、国家文物鑑定委員会主任委員、中国書法家協会名誉主席。
沈 鵬  :
中国書法家協会主席。檀長草書。
劉 浚川 :
中国書法家協会名誉顧問。
趙 變  :
中国書芸芸術大学教授、国際美術家連合副主席、炎黄書画院長。
林 林 :
中国人民対外友好協会副会長、中日文学研究会会長、中国書法家協会副主席。
張 立勤 :
芸名 奕賢、中国人民対外友好協会会長福田先生之好友。中国美術学院兼職教授、炎黄書画院常務副院長、中国文化芸術城顧問。

現地工場が「善意のサービス」のつもりで彫ったのは判りますが・・・・どんな状態で入荷するか・・・・書の専門家の需要を満たす実用彫りを指示していましたのに・・・・困惑中です。
12月9日には通関出来る予定です。

予定通り12月9日火曜日、全量無事入荷しました。今年3月の入荷と同じく全品秀品揃いでした。これが長年にわたる取引がもたらす信頼と言うものなのでしょう。
現地へ検品に行っていたときと何ら遜色のない品質揃いで到着です。

硯の実用性・美観などから気がかりだった「硯工場の善意の押し売り=中国有名芸術大家の題字」彫刻も硯全体の実用性を損なうものではなく全体としてうまく調和した刻に収まっていました。
5吋前後から13吋前後まで実用的な作硯の「老坑」「坑仔巖」をはじめとする端渓硯の在庫は言葉とおり豊富になりました。
価格も予定価格に収まりました。万々歳です。 2005年度 新展開

   この頁 序文へ みなせトップへ
端渓 新資料の流れ 〜  03年U 
    1999年 2000年 2001年 2003年 03年 U 2005年
2006年 2007年 2008年  「 端渓のまことを伝えたい 」のトップへ