筆 の 原 毛 に つ い て  羊毛 みなせトップへ 筆トップヘ


狼=鼬(いたち) 玉毛=猫 狸&狢(むじな) 鹿&山馬 羊毛(山羊) 
貂(てん) 猪 ( 豚 ?) 化学繊維/ポリアミド繊維(ナイロン) 筆の実  兼毫??  

 羊毛   羊毛(=山羊)筆の原毛について
 羊毛(山羊の毛)原毛の供給源 
中国文房四宝公司中最大の信用と歴史を持つ「上海工芸」の毛筆責任者が
上海工芸火炬牌の筆工場原毛管理者に依頼し彼が描いてくれた羊毛(山羊)筆の使用部位図
  筆職人が呼ぶ部位の名前と箇所。 筆職人が呼ぶ部位の名が広がり筆の品質区分けにも利用されるようになりました。
「毛筆」で言う羊毛は羊=綿羊ではなく《山羊》で、主として中国回教徒の食用として長江流域で飼育されている山羊です。
飼育目的が食用でその副産物として残る山羊の毛が「羊毛筆」の「原毛」です。
下は、毛を採る山羊の部位とその毛の呼び名、それぞれの部位の毛を使用した代表筆です。
毛筆職人が呼ぶ山羊の部位名 部位の位置 各部位原毛の代表筆
細嫩光鋒 喉下で髭の後ろ(裏) (細微光鋒から精選) 超高級羊毛筆 先寄筆の一部など
細微光鋒 喉下で髭の後ろ(裏) (細光鋒から精選) 超高級羊毛筆 先寄筆の一部など
細光鋒 喉下で髭の後ろ(裏)  超高級 & 高級羊毛筆 先寄筆の一部など
粗光鋒 喉下〜前脚腋上 頂峰シリーズ・労・働・最・栄・光
短細光鋒 前脚腋下 蘭芯羊毫、加料条巾
黄尖鋒 純羊豪小京提シリーズ
脚爪鋒 脚上部 極品宿純羊毫大・中・小楷
長粗爪 臀部 大純羊毫
短粗爪 臀部脇 上海大・中・小楷
羊髭=山羊髭 顎髭 一般筆・太筆。それらの弾性補強。
上図は中国で羊毛筆を造っている工場(上海工芸火炬牌を製筆する筆廠)の原毛取り扱い管理者「銭建梁さん」が描き、
2003年10月20日にファックスで「みなせ」に送ってくれた山羊の図です。
私(山口そう一)を含めみなせの筆職人が使う、又は使ってきた羊毛は、既に原毛商さんで「黄尖」「粗光鋒」「細嫩」などと各部に仕分けられ送られてきます。
例えば「黄尖鋒」と呼んでいる毛が、実際には山羊のどの部位からとられる毛なのか知らなくても「黄尖鋒」と頼めば必要な黄尖鋒が入荷しますので山羊のどの部位からとられ毛が何と呼ばれる毛なのか、等を知らなくても製筆に不便はないのです。

しかし、長年にわたって製筆を続けている間にいろいろと聞き及んだ経験から、山羊の毛のそれぞれの名称と部位の関係はおおよそ理解しているつもりでした。

「アンタの説明と僕が***さんに教えてもらった話とは山羊の部位が違う」という意見をいただくことが、稀にありました。
様々な説が流されることで、羊毛筆の「毛の部位による名前」と「等級付け」に事実ではない内容が事実として認識されてしまうのではないかと心配になり、2003年6月ころから前述の中国筆関連公司、それも中国文房四宝公司中一番の信用を誇る上海工芸の製筆廠原毛管理責任者「銭建梁」さんに、更に銭建梁さんの影響を受けない他公司の筆関係者に山羊毛の使用部位とその呼び名を再確認する調査を依頼していたのです。

大分時間がかかりましたが、各部位の毛を用いて作られた筆の名前まで明記された具体的な連絡が入りました。
筆に使用する山羊の毛を100%供給している中国の、それも羊毛筆の中心産地である上海から江蘇にかけての有名筆工場で原毛を管理している銭建梁さん自身が描いてくれたものですので「羊毛筆=山羊の毛で作られた筆=の原毛について」として以上を掲載します。
 羊毛原毛の供給源
羊毛筆の「原毛」である「山羊の毛」は、
回教徒の主タンパク源食用として飼育される山羊、それも“長江”流域で飼育される山羊がその多数を占めますが、その食肉供給の廃物利用として利用されます。そしてこれが筆主原毛の一つです。
                                             山羊毛 : 製筆業界では羊毛という
山羊飼育の目的は食用なのですから供給は先ずは無限に、そして安定して続けられると考えられます。
筆原毛の中でも特に手配・入手に困らないものの代表です。
化学繊維筆』  急速に変化し進化した≪化学繊維筆≫の数々


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