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| 和筆流通の一端 | ||
| 和筆として流通している筆の多くの部分を中国製和筆が占めるようになって久しくなります。 日本の和筆職人が原毛を一から手掛け製筆する純国産筆の国内を流通する割合の減少は、既に1980年代から著しく、みなせが扱う筆も2000年に入る前から中国製和筆に変わったものが多くなりました(私、山口 1970年代はじめ頃には、既に中国の一部筆産地・筆廠が日本和筆業界の、これまた一部の要請により「和筆」の如く見える筆を生産・輸出していました。しかし当時のものは外観が「和筆様」に過ぎないもので、筆頭の「中味=毛組は伝統的な唐筆の毛組」をそのまま利用していました。 弊社 有馬筆筆司、山口j一(山口そう一)が持つ有馬筆製筆技術の全てを中国筆職人に開放し、彼らに和筆の製法・毛組等々の全てを指導、順調に、とは言い難い過程もありましたが、総じて順調に終始し現在に至っています。
日本で造る筆と中国で生産される和筆の関係は、 「日本食=和食」、和食は中国は勿論、世界の多くの国・都市で提供されます。これらの和食店の内、一部では日本人和食職人=板前=が直接料理を拵え提供します。 しかし、諸外国の和食店の多くは国籍を問わず和食調理を修得した料理人が日本食の伝統を守り・拵え・提供します。これらのうち一定レベルに達したものは日本食と見なされます。・・・によく似ていると思います。 |
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| 筆の価格競争が激化している現在、筆1本1本に実生産地のシールを張る、或いは刻字することはCOST面からも困難と考えられますが、 みなせでは、中国製和筆が市場を形成し始めた1980年代当初ころ既に、筆の生産地に関する質問には事実通りの生産地を明示してきました。 「筆外観」のみならず「毛組」も和筆と同様に仕立てられ、キッチリと和筆の伝統・性質を守っている「中国製和筆」も当然のことながら「中国製」としてその「実際の生産地」を全て明らかにし、 更に「純国産筆」と思いこみ購入しようとされている雰囲気を感じる需用者には、求められなくても「筆の性質として国産筆と同等で和筆と言えるものだが実生産地は中国である」旨の説明をし、筆産地について明確・明瞭な販売策を採用しています。 |